どうも。すずきちです。
京都での一泊の際、カレーの食べ歩きをしてきました。後日紹介しようと思います。
2日目はアトラクション・記念講演・閉会式です。
会場はロームシアター京都ですが、前日の分科会がみやこめっせだった高校は、映像配信となります。
1.記念講演
記念講演は、日本電産株式会社会長で学校法人永守学園理事長の「永守重信」氏の講演「学校教育・家庭教育に思うこと」。
会社を興し大きくしていく中で、人財育成の重要性を実感。「大学まで出てるのに使えない」と感じることもあり、学校教育や家庭教育のあり方に疑問を持つように。そこで独自の人財育成法を実践し、年齢・性別・学歴を問わない人事体制を敷き、会社は急成長を遂げました。
そして京都先端科学大学を開き、自身は学校法人の理事長に就任。会社経営と学校運営・人財育成に力を入れておられます。
特に印象に残ったのは
「よく、授業中居眠りをしている生徒に『居眠りするな』と声を荒げる教師がいるがこれは間違い。私に言わせれば、生徒が居眠りしてしまうほどつまらない授業をしている教師の方が悪い。居眠りしている生徒に『私がつまらない授業をしたばっかりに居眠りさせてしまい申し訳ない』と謝罪すべき。」
との言葉。やはり視点が斬新。
眠ってしまう生徒も悪いが、本当に面白い話は、眠気を忘れさてくれるのも事実。高P連の大会にしても、開会式など延々と続く挨拶は本当に眠ってしまいそうになる(眠ってしまったこともある…)が、今でも覚えているような講演はとても聞き応えのある内容で、講師の方も最後まで飽きさせず聞かせるスキルを持っておられます。
家庭での教育、会社での人財育成のどちらでも役立ちそうな、とても興味深い講演でした。
2.閉会式
遠くの地区から来られたPTAの方々は、閉会式をスルーされる場合もあります。前回は佐賀県での開催だったため、豊橋高校PTAも閉会式を待たずに帰路につきました。今回はしっかり最後まで参加しました。
閉会式では、翌年の開催地である島根県の皆さんがPRをします。島根県のゆるキャラ「しまねっこ」も応援に駆けつけました。
次回は島根県か。どうやって行くんだろう。電車の乗り継ぎがすぐに出てこない。
3.思うこと
世間では、相変わらずPTAの不条理さや非合理さを声高に謳うテレビ番組やネット記事が溢れています。今回取り上げた「PTA全国大会」も例外なく叩かれています。動くお金の莫大さや不透明さに触れていました。
前回触れた「のぼり」やスタッフが着ている「ポロシャツ」。この2日間しか使用しないものに、相当な金額があてられています。
教師・PTA役員総勢約9,000人。それぞれに数千円の参加費と。開催地には人数分の宿泊費と食事代が落とされます。膨大なお金が動いていることは確かです。
「そのお金を生徒のために使うべき」
との声もあるそうです。確かにその通り。
でも、私がPTAに関わるようになり聞いた講演などは、どれも眼から鱗のいい講演ばかり。
PTAの存在は、もちろん学校・生徒のためであるのは言うまでもないですが、教師や保護者のためであってもいいと思います。
もし問題を挙げるのなら、これまで69回も開催されているのに、PTAの評判が一向に良くならないことでしょうか。
では。