すずきちの「◯◯オヤジ」ブログ

愛知県豊橋市在住のサラリーマン。三児の父。趣味のマラソンやカレー、PTAや自治会などの地域活動などがネタの中心です。

「PTAオヤジ」ブログ【-PTA入退会は任意-PTA総会】

どうも。「PTAオヤジ」としてのブログ更新もこれが最後かも。すずきちです。(多分そんなことはない)

5月9日(月)、高校のPTA総会が行われました。現役PTA会員としての最後の総会です。学校が用意した総会資料で、学校が用意したシナリオに沿って総会は粛々と行われます。人前で話すことには慣れているはずの先生方も、シナリオがあると一言一句違わず読むものなんですね。

通常、今年度の役員選出が認可されるまでは、前年度の役員で会を進行します。会長あいさつは、総会の冒頭と退任のタイミングで2回あります。

冒頭のあいさつは「お忙しい中云々」の後に

「PTA総会はPTAという組織の最高決定機関であると同時に会員の声を直接聞ける数少ない場でもあります。資料に関することのみならず、PTAについての疑問・質問・ご意見、どんなことでも構いません。おありでしたら、鋼のメンタルが必要かと思いますが挙手いただけるとありがたいです。」

と付け加えました。

活動報告、決算報告、監査報告、新役員案提出。

当然のごとく一切挙手はありませんでした。

新役員が承認され、私のPTA会長退任のあいさつとなります。以下が私が当日話した内容を文字に起こしたものです。

 

「私はこれまで11年にわたり、PTAに関わってきました。その活動の中で確信したことがあります。それは「PTAは入退会が自由、任意な社会教育団体である」という事実です。これは「赤信号は止まる」と同様な至極当たり前のことであり、知らない人が多いのは周知されているかどうかの差です。本来なら、保護者の皆さんの入会に際しては「入退会届」を整備し、入会の意思を確認してから入会いただくのですが、それができなかったことはPTA会長である私の不徳の致すところであり、この場を借りてお詫び申し上げます。

今、全国的に「PTAは入退会が自由、任意であること」を周知する学校が増えつつあります。それはまだ池に投げ入れられた小石の波紋程度ですが、それはいずれ波となり、学校へ押し寄せてくると思います。それが5年後なのか、10年後なのか、はたまた来年なのかは分かりません。ここにおられる保護者の皆さんは、少なからずPTAにご関心のある皆さんだと思います。いつかくるPTA改善の波に備え、もう少しだけ、PTAについて知識を深めていただくことをお勧めします。

今後も、PTA活動にご理解とご協力をお願いいたします。ありがとうございました。」

 

ようやく、PTAへの入退会は任意であることを総会の場で言うことができました。校長他先生方からは特にリアクションはありませんでした。もちろん保護者からも。総会出席者は100弱。その中の誰か1人でも「ちょっと調べてみようか」と思ってもらえれば嬉しいですね。

 

退任のあいさつの後、高P連から賞状をいただきました。

f:id:dq_master_intea:20220517230534j:image正直辞退しようかとも思いましたが、高校だけではなく、小中高11年間の総決算として、頂戴することにしました。

 

総会が終わってから、校長と総務主任の先生に手紙をお渡ししました。

校長への手紙の内容はざっくりこんな感じです。

 

「入学式、卒業式でのPTA会長の祝辞を、会長本人の意思を尊重する選択制にしてほしい。」

「祝辞の内容の事前確認を廃止してほしい。検閲のようで気持ちのいいものではない」

そして祝辞として相応しくない言葉使いや話題を箇条書きにした「祝辞作成手引き」を用意することを提案しました。

「PTAについて今以上に理解を深めてほしい。ご在職中にPTA適正化の波が来たら前向きにPTA適正化に向けて動いてほしい」とお願いしました。

 

総務主任の先生への手紙の内容はざっくりこんな感じです。

 

「県Pや全国Pへの無理な動員はしないでほしい」

「P大会が「期限付き動画配信URL」での開催だったら、全PTA会員へURLを展開してほしい」

保護者が動画を見るかどうかはともかく、全会員への展開はPTAの組織としての責務だと私の意見を続けました。

「PTAについて今以上に理解を深めてほしい。お勤めの学校でPTA適正化を目指す保護者が現れたら、その時は保護者の背中を押してあげてください。ゴリ押しした私の失敗談を例に、丁寧な改善を促してください」

息子を担任として導いてくれたことへの感謝と、会長在任中の数々の非礼のお詫びを最後にそえました。

そして今年度の会長さんには

「私が3月に提示したPTA改善案は忘れてください。あなたの思うPTA運営をしてください」

とお伝えしました。

 

小Pの副会長に始まった11年間。40代を丸々PTAとともに歩んできました。PTAに関わったことに後悔はありません。むしろ関わることができて良かったと思っています。

ただ、PTA適正化・改善に携わることのできる立場であったにも関わらず、実現出来なかったこと。中Pでつまずき、その後4年ほどPTAの現状に目を背け、自身が楽しむことを優先したこと。この点には本当に大きな後悔を抱いています。

今後も一市民として、PTA適正化へ向けて出来ることをしていきたいと思います。

 

では。