すずきちの「◯◯オヤジ」ブログ

愛知県豊橋市在住のサラリーマン。三児の父。趣味のマラソンやカレー、PTAや自治会などの地域活動などがネタの中心です。

「PTAオヤジ」ブログ【卒業式】

どうも。久しぶりの投稿です。すずきちです。

3月1日(火)、豊橋高校において卒業式が行われました。

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f:id:dq_master_intea:20220302063405j:image今年度は、息子が卒業生として参加しました。コロナ禍にあり「保護者は1名のみ参加」となりましたが、我が家の場合、私が来賓扱いとなるため、夫婦で参加することができました。来賓席は昨年度同様私のみの寂しい感じでした。

f:id:dq_master_intea:20220302063342j:image昨年、写真が撮れなかった夜間部卒業式での卒業生を贈る場面です。夜に行われるからこその演出、素晴らしいと思います。卒業生退場の音楽はドラクエのテーマ。堅苦しくなくていいと思いました。

 

以下が、卒業式祝辞の全文です。

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祝辞

卒業生の皆さん、本日はご卒業おめでとうございます。PTAを代表いたしまして、祝辞を述べさせていただきます。

保護者の皆さま、無事卒業の日を迎えられたこと、お祝い申し上げます。卒業後の新生活もコロナ禍でのスタートとなり、不安や心配が尽きないであろうこと、心中お察しいたします。

そして校長先生をはじめ先生方、学校関係者の皆さま。昨年度同様のコロナ対応の中、生徒たちには行き届いた指導をしていただき、本日の卒業式開催にいたったこと、保護者を代表し心より感謝申し上げます。

さて、ここからが本題です。令和4年4月より、成人年齢が18歳に引き下げられます。皆さんは来月から成人として歩き出すことになります。

そんな皆さんに4つ、話をしようと思います。

1.「多くの情報に触れろ」

スマートフォンの普及により、情報は「集めるものではなく集まってくるもの」となりました。その結果、自分のほしい情報にしか触れないようになってきています。どうか、幅広く多くの情報に触れてください。

私が高校生の頃、社会科の先生から

「毎日ニュースを見ろとは言わない。週末の情報番組を何か1つ見る習慣をつけなさい。そこには、重要度の高い情報がピックアップされている」

と言われました。本当にその通りだと思います。

ウクライナ情勢などの世界の動向、台湾情勢、米軍基地問題などの日本を取り巻く情勢など、1人の大人として知っておくべきことは、たくさんあります。

情報は身にまとえば防具に、研ぎ澄ませば武器となります。それらを駆使してこの情報化社会を生き抜いてください。

2.「正しく情報を見極めろ」

近年、マスコミの「切り取り報道」が問題視されています。意図的な情報の切り取りは、受け取る側の印象を大きく歪めてしまいます。またネットの情報は、発信者の一方的な思い込みから、偏った情報となる場合もあります。悪意ある情報もたくさんあります。多くの情報に触れることで、情報の真偽を見抜く力が養われます。情報を吟味する習慣を付け、「揺るぎない自分の中の判断基準」を構築してください。

3.「情報を発信せよ」

今は、スマートフォンから個人単位で情報を発信できる時代です。ぜひ研ぎ澄まし武器となった情報を発信してみてください。当然、他者への配慮や情報の正確さなどの「コンプライアンス遵守」は必須です。

何気なくアップした自作の楽曲や趣味のイラストが世界の注目を浴びたり、日記がわりのブログが出版社の目に留まり、ベストセラーが生まれたり。個人発信の情報で、いきなり世界と勝負ができるんです。昭和生まれの私では想像もできなかったことが、今現実となっています。ネットの世界は厳しい世界です。ですが、皆さんの力を試すには魅力的なフィールドだと私は思います。

4.「主張を貫け」

自分の正しいと思える主張を貫ける強さを持ってください。風当たりは強いでしょう。批判を受けるかもしれません。自分の正しいと思うことが本当に正しければ、いつか必ず伝わります。いつか必ず協力者が現れます。ただし、あなたがそうであるように相手も主張を持っています。自分の主張を貫きつつ、相手の主張をも尊重できる。情報を吟味でき、揺るぎない判断基準を持ったあなたなら可能だと思います。

終わりに、卒業生・在校生の皆さんの更なるご活躍と、先生方・保護者の皆さまのご健勝を祈念いたしまして、祝辞とさせていただきます。

令和4年3月1日 

豊橋市豊橋高等学校 PTA会長 すずきち

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冒頭や途中でちょっとしたアドリブを散りばめながらの祝辞でした。長めかなと感じていたこともあり、自然と早口になっていたようで、妻から「もっとゆっくり読んだ方がいい」とアドバイスをもらい、夜間部の時は意識してゆっくり読んだら、先生方からも「夜間部の祝辞の方が、聞き取りやすくて良かったです」と言ってもらえました。

 

なお、この祝辞を作成するにあたり、一悶着ありました。そこら辺は追って

「PTAオヤジ」ブログ【卒業式 0】で触れたいと思います。

では。